10月第1節は、第18回マクール杯と銘打つ7日間の超ロングラン開催。ベテランから若手まで多彩な顔ぶれが揃い、覇権争いは見応えがありそう。
そんな中、シリーズを牽引しそうなのは、当地巧者でもある中澤和志。宮島でのFは誤算だったが、その後も安定した立ち回りを披露しており、今節はスタートが鍵を握りそう。いち早く調整を合わせて、コース不問の自在駆けで主役を狙う。
山本隆幸、和田拓也、加藤翔馬の兵庫A1トリオも勢いに乗ると怖い存在。前回のマスターズチャンピオンでは苦戦を強いられた山本だが、昨年3月に当地初Vを飾っており、相性自体は上々。冷静な自在ハンドルでV戦線を盛り上げる。和田は走る機会こそ少ない水面だが、準優突破が鍵。ここまで準優敗退が続いており、まずは当地初優出が目標か。
作間章、北川潤二、里岡右貴、松尾充、尾上雅也、若林義人らも調整次第ではシリーズを牽引する力量は十分。堅実な立ち回りに定評があるのが作間。実績十分な水面でもあり、どのコースからでも進出力は侮れない。北川が内寄り主体のレーススタイルということもあり、積極的にコース取りは要注目だ。