日刊スポーツ記者による第58回日刊スポーツ杯(9/21~26)レース展望
4月ヴィーナズシリーズに次ぐ、当地女子戦は第58回日刊スポーツ杯のGⅢオールレディース。主役を務めるのは8月の浜名湖レディースチャンピオンでGⅠ初優勝を飾り、真夏の女王となった鎌倉涼だ。桐生では5度優出して1度優勝の実績があり、水面相性はいい。当地の通算勝率は6・78と抜群の数字を残しており、今シリーズの中でナンバーワン。調整のシビアな季節だが、貫禄の走りで今大会を盛り上げる。
長嶋万記も実績は負けていない。当地通算優勝数は今節最多となる3度。女子ではトップクラスの整備力と、巧みなレース運びが魅力。枠不問で切り込めるハンドルワークも、水面が広い桐生では大きな武器となる。
1月に産休から復帰した中村桃佳は適用こそB級だが、女子でも指折りの突破力を持ち、A1級への返り咲きも順調。急激に力を付けてきた清水愛海も存在感が光る。丸亀オールスターではSG初出場で、初勝利を挙げ、強心臓ぶりをアピール。道中では最終ターンまで、ひとつでも上の着を狙う攻めの姿勢に目を見張るものがある。
地元の牙城を守るのは土屋千明と今井裕梨の92期コンビ。土屋は臨機応変な対応力と妥協のないエンジン出しが持ち味。今井は調整に苦しむシーンも見られるが、ツボにはまった時の威力は抜群で、良機を引けばピンラッシュも可能だ。
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